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2011.04.05

三島大社のすぐそばに事務所があるので、朝の出勤時には正面鳥居前の交差点を通ります。
おかげで、毎日少しずつ桜色が濃くなっていく境内を眺めることができます。
朝晩の冷え込みもそれほどではなくなり、昼間の陽気はいかにも「春到来」といった感じのこのごろです。

成人してからというもの、三島市から住民票が動くことなく暮らしてきた私ですが、年齢を重ねるごとに地元への愛着が強くなっているのがわかります。
建物や道路が新しくなっていく中でも、子供のころから見慣れた町並みや、近道をするためのとっておきの路地など、変わらないままの風景がここにはあります。

今回の震災で被災し避難生活をされている方に、少しでもお役に立てればと、様々な自治体や民間の方から住宅提供のお話があるそうですが「移り住むより避難所で近所の人たちと一緒に居たい」と、転居される方は少ないそうです。
いまだ復旧しきれないライフラインや、限られた支援物資での不自由な生活を強いられていても、ここに残りたいという「ふるさとを離れたくない」気持ちは痛いほどわかります。
まだ寒さの厳しい東北に、せめて「春」の暖かさが早くやってきてほしいと、大社の桜を見るたびに祈らずには居られません。

また、35年以上も前から「必ず起きる」といわれている東海地震。
東北で起きている現実が、いつこの地におこってもおかしくはないんだという事を改めて感じています。
今だからこそできる備えを、しっかりと考えなければならないと思います。

長谷川

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