ブログ

2018.07.02

暖かく過ごすため

30年ほど前に設えた
ちょっと豪華な石壁のお風呂。
温泉気分で、いい感じですが
冬は修行の場?と化す、極寒の部屋になります。



今では当たり前に考慮される断熱材の敷設も
この当時はまだまだ普及していません。

それに加え、浴槽のまたぎ高が低く、
足腰に負担がかかります。
出入り口も10センチ以上の段差があります。

建築当時に30代だったお施主様も還暦を越えました。
離れて暮らすお嬢様からのご相談で
暖房換気乾燥機を備えたシステムバスに交換することになりました。

ポイントは
1、暖房が使える
2、段差を無くす
3、浴槽の縁に腰掛けることができる
4、腰掛浴槽にして、転覆を回避できるようにしたい

現在販売されているシステムバスは
どのメーカーのものでも上記の条件はクリアできます。

窓面積を小さくして熱損失を少なくするなど
断熱に考慮した施工を進めました。



あまり色柄の無いシンプルなものが良いとのことで、
アクセントの壁は淡いベージュ。
採光面積が減ったことをカバーできる明るさが取れましたよ!
入り口の間仕切壁は
ひのきの羽目板を使い
ちょっとだけ、温泉の雰囲気を(^^)

若いときには平気だったことも
加齢によって不安になることが増えてきます。
そんなとき、無理に住まいに合わせるのではなく、
今の暮らしぶりに合う住まいへ変えることも大切ですね。

とても喜んでいただけました。

長谷川

ブログ内検索

カレンダー

«7月»
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31     

アーカイブ