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2020.10.04

なぜ?

リフォームの仕事に携わっている中で、
たまに出くわしてしまうのが
「忘れたの? まさか手抜き?」と首をかしげてしまうような過去の欠陥工事跡。


この写真は、先週撮ったもの。
30年ほど前に建てられた賃貸マンションの浴室天井裏です。
黒いテープで巻かれているのは換気扇のグリル接合部ですが、
本来あるべき換気扇がありません!
外壁側に排気穴もなく、
この黒い筒から、浴室の湿気が天井裏へ回っていたのではないかと思われます。


こちらは、別の現場のトイレ天井裏。
換気扇はあるのですが、
排気用のダクト配管に繋がっていません。
「いくら換気をしても湿気が抜けなくて・・・」とおっしゃっていたのは
これが原因だったからなんですね。

どの現場のどの職方さんたちも、
お客様の喜ぶ家・いいものを造るということを念頭に
知恵と技を駆使して日々精進しています。
たとえ間違いがあったとしても
きっちりと是正し、より良い状態へとつなぐことに
努力を惜しみません。
だから、
こんな、住む人を裏切るような形跡を見つけると
心底がっかりしてしまいます。

これを他山の石とせず、
今まで以上にしっかりと
現場を管理していこうと思いました。

長谷川

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