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2014.12.18

現場にて

いま、完成に向けてちゃくちゃくと工事を進めているT様邸。
年末のお引渡しを目指して
現在大工作業が行われています。

昨日、洗面ボウルを取り付ける無垢の板を取り付けました。
切り始めたとたんに現場に広がる芳香。
いかにも、「天然の木です!」と主張しているかのよう。
この板、とうくりではお馴染み「クス」の木なんですけど
防虫剤の樟脳の元となる木だけあって
強い香気が現場を包みます。

でも、クスだけじゃありません。
柱や土台、窓枠などあらゆる場所に使用する「ヒノキ」や「スギ」も
それぞれに違ったいい香りを放ってくれます。
ヒノキの柱が100本近く使われる新築の現場では
風にのって流れる木の香を
近隣の方にお褒めいただくこともあります。

いつまでもきれいなままで
傷もつきにくく、お手入れ簡単!
が売り物の既製品では絶対に出せない「本物のあじ」
これからの時代を担う子供たちには
「木にはいろんな種類があって
長い年月をかけて育ち、木材となって人の暮らしを支えてくれてるんだよ」と
普段の暮らしの中で、当たり前に教えてあげたい。

クスの香りの現場で、ふとそんなことを思いました。

長谷川

 

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