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2016.12.10

小江戸川越でたくさんの建物を見てきました。
前述したように、重厚な蔵が立ち並ぶ様が魅力的な商家のほか
寺社も古い建物が残っています。





住んでみたい!

立ち寄った市街地の広済寺というお寺の境内には
金比羅大神という古いお社があり
狛犬の裏に「嘉永7年(西暦にしたら1854年)」と刻んでありましたから
お社建立が同じ時期だとしたら、今から162年前ということですね。

こんな、お宝のような建物が町中にあるんですから
皆さん、保存に大変苦心しているでしょうね。

 

昼食をいただいた割烹料理店「佐久間」さんも
川越ならではの伝統のある建物で営業していました。
もともとは、明治27年に開業した「佐久間旅館」という
政府高官や皇族方をお泊めするするお宿だったとか。

島崎藤村が執筆のために逗留されたお宿だそうで
奥の間は国の登録有形文化財に指定されていて
黒檀の床柱、黒柿の床框は磨き上げられ
艶々と光っていました。

有形文化財
奥の間

その奥の間へ行く廊下に短い階段があるんですが
ここ、

わかりますか?
普通じゃないところ

両脇にある小窓が傾斜した形状で造作されているんですよ!
窓を開けても滑りださない仕掛けがあるんだそうです。
(残念ながら、仕掛けの確認は出来ませんでした)

この窓に限らず
板金加工の技や指物の技、大工の木組みの技など
たくさんの職人技が
これら、古い建物の内外で垣間見ることが出来ます。

すごいことだと思いませんか?

長谷川

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